東京・北トピアで錦山塾第20回記念作品展、朝鮮学校生徒ら670点展示 |
錦山塾第20回記念作品展が11、12の両日、東京都北区の北トピアの地下展示ホールで開かれた。ここには364人の出品作と南北朝鮮、中国、日本の書道家からの賛助出品670点も展示され、訪れた多くの観覧者たちの目を引いていた。 会期中、一般成人特別賞(中国大使館大賞1人、同準大賞2人、中国人民政府鎮江賞3人、国際書道協議会賞1人)の表彰式が行われ、東京都足立区の会社員・元開参さんが中国大使館大賞を受賞した。 また、朝鮮学校学生の作品は、東京第1、東京第3、東京第4、東京第6、埼玉、群馬、東京中高、朝鮮大学校の各学校から出品され、多くの優秀作品に金、銀、銅賞が授与された。 錦山塾は、22年前、塾長の姜民子さんが、子供を通わせていた東京都内の保育園の園長から声をかけられ、保育園の年長組を対象に書道教室を開いたのが始まり。それ以来、年を重ね、都内や近隣の朝鮮学校でも書芸を教えるようになった。さらに日本の書道家たちとも交流し、互いに助け合って、朝・日交流を深めるようになった。 また、これまでに朝鮮学校生徒たちが出品した「全日本学生清書コンクール」で01年、02年内閣総理大臣賞を受賞、文科省認可の検定試験を受験し、講師20人、有段者200人以上を輩出し、日本教育書道連盟から10回表彰されるなど実績を築いている。 錦山塾は国際交流にも貢献しており、これまで95年に中国の桂林、99年に中国の北京、西安、済南、01年に米国シアトル、02年に台北、03年には南の釜山を訪れて、書道研修などを開催してきた。 11日、午後6時からは「20回展」を祝うパーティーが開かれ、関係者たちや塾生たちの歌や踊りが披露された。 ここでは塾長の姜さんが「みなさんの力添えと励ましによって『20回』という節目を迎えることができた。今後も書芸を通じて、民族教育の発展に微力を尽くし、また、多くの日本の人たちとも緊密に交流しながら、日常的な朝・日親善にも努めていきたい」と抱負を述べた。 [朝鮮新報 2004.9.15] |