朝中合作映画「力道山の秘密」制作中、死の直前の手振りの意味は? |
【平壌発=姜鐘錫、姜イルク記者】朝鮮芸術映画撮影所と中国長春映画集団による朝中合作芸術映画「力道山の秘密」の撮影が13日、朝鮮芸術映画撮影所で始まった。
この映画は、力道山が死亡する直前に見せた手振りに込められた「秘密」を解明する推理形式の作品構成となっている。 主人公の力道山役は、姿かたちが似たキム・ソンスさん(朝鮮芸術映画「銀のかんざし」で分会長の婿役)が演じる。プロレスのシーンをリアルに再現するために、体重調節もしたそうだ。 また、同作品にはホン・ヨンフィ、キム・ジョンファ、チェ・チャンス、キム・ユンホン、ソ・ギョンソプなどの名だたる俳優が出演するほか、中国からも多くの俳優が出演する。
撮影は年末までに終え、来年2、3月には公開する予定だ。日本を舞台としたシーンの撮影は11月13〜25日にかけて中国で行われる。 「秘密」の解明と共に、朝中の映画人が資本主義社会をどのように描くのか、プロレスのシーンをいかに迫力あるものに仕上げるかなどが注目されており、いかに多くの観客に感銘を与えるか期待されている。 朝鮮側の演出家であるリ・ジュホ氏は、「日本、南朝鮮でも力道山をテーマにした映画を制作中だと聞いた」と述べながら、これらを超えるいい映画を作りたいと意欲を見せた。 朝鮮芸術映画撮影所が外国の映画会社と合作するのは、80年代に旧ソ連との合作映画「永遠の戦友」、イタリアとの合作「死の渓谷」を制作して以来のこと。 関係者によると、同撮影所では香港の映画会社との合同制作のための契約も進めているという。 [朝鮮新報 2004.10.28] |