第23回「ハングル」能力検定試験受験者数1万人突破 |
第23回「ハングル」能力検定試験が11月14日、東京はじめ全国12会場と60の準会場で行われ、受験者数が1万人を突破した。 「ハングル」能力検定試験は、93年のスタートから毎年春と秋に行われ、今年で12年目を迎える。 02年秋以降、受験者数は5000人を突破した。 今回の受験者数は12446人、今年は2万人が受験した。 ハングル能力検定協会事務局の李箕煥さんの話によると、そのうち、在日同胞の受験者数は1割強(1350人)という。近年、朝鮮学校での試験が大変増加しているとのこと。 「資格は、日本で社会生活を送るうえで個人を評価する重要な基準となっている。大学入試センター試験にもハングルが導入され、企業でも資格を有するところが増えている。初級部から民族教育を受けている学生たちにとって、実力を試す機会でもあり、資格を有すると就職にも役立つ」(李さん)。 試験の特色は、日本語を母語とする学習者にとって、真に意義ある外国語教育理念に基づく出題と評価にあり、学問的な基礎の上に立って構成するものとなっている。また、南北いずれの正書法による解答も認めている。 「ゆくゆくは言葉の統一に一躍担えることを願っている」。活発な文化交流を契機に朝鮮語の学習者はますます増加するだろう。【ハングル能力検定協会】 [朝鮮新報 2004.12.20] |