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〈コリアンサッカーダイジェスト〉 第18回在日朝鮮中級学校サッカー選手権

 第18回在日朝鮮中級学校サッカー選手権が20〜22日、静岡県の富士川緑地公園で行われ、大阪朝高学区選抜が優勝した。大会には、茨城、東京A、東京B、神奈川、愛知、京都、大阪、広島の8つの朝高学区選抜が出場し、熱戦を繰り広げた。

 今大会は「選抜チーム」の良さがでた。各朝高学区の優秀な選手が集まりトレーニングやゲームを重ねることで、互いに刺激しあいプレーにも積極性が見られた。生徒数の少ない茨城朝高学区では、選抜チームにトレーニングのポイントを置き、チームとしてのまとまりが見えた。

 テクニックの面においても、個人スキルの向上はめざましい。どの選手も状況にあわせてしっかりと声が出ており、「コーチング」が重要なスキルという認識が高まっていることを感じた。ボールタッチ、ドリブルなどは皆、非常にレベルが高く、常にボールとなじんでいることが伺える。これらはすべて現場の指導教員を中心とする関係者たちの日々の指導の賜物だと思われる。

 今後の課題としては、サッカーにおいてはあらゆるプレーがゴールを奪い、ゴールを守るということを中心に判断されるべきだということだ。すべての技術、戦術もゴールに結びつかなければ何の意味も持たないように、一つひとつのプレーがゴールに結びつくプレーになるよう「判断の力」を養っていくことが大切だ。(前セレッソ大阪コーチ、現協会技術部、金鍾成)

[朝鮮新報 2004.1.30]