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〈インタビュー〉 茨城朝高サッカー部後援会許佶会長

 茨城のサッカー活動を語るうえで欠かせないのは、1997年7月に結成されたアボジサッカークラブ「FCコリア」の存在だ。40代のアボジたちが中心となり、毎週金曜日に茨城朝高で汗を流している。「FCコリア」はこれまで水戸市の大会に参加するなど数多くの親善試合をこなしてきており、鹿島アントラーズのスタッフとも交流試合を行った。40代になって初めてサッカーを始めた人が、鹿島アントラーズのトニーニョ・セレーゾ監督と一緒にボールを蹴るなどサッカーだからこそ実現できたことである。

 「FCコリア」のアボジたちはまた、茨城朝高サッカー部の強化にも力を入れている。昨年度に結成された茨城朝高サッカー部後援会もこのアボジたちが中心になって運営されている。朝高サッカー部強化のために日本の強豪チームを招待して実施された「フィマン杯サッカー大会」では、茨城朝高が見事準優勝を成し遂げた。この大会はサッカー部の強化だけでなく、拉致問題などで揺れる日朝関係にも「希望」の灯をともした。

 このように茨城ではアボジサッカーを中心としたネットワークがしっかりと形成されており、今後も学生たちによりよい環境を与えるべく積極的に活動していきたい。

[朝鮮新報 2004.1.30]