第30回中四国・九州地方朝鮮学校初級部サッカー大会開く |
第30回中四国・九州地方朝鮮学校初級部サッカー大会が2月14、15の両日、山口県の下関運動公園で行われ、山口合同、北九州、福岡、広島、岡山・四国合同の5チームが出場した。 大会1部では、2連覇を狙う北九州が持ち前の力を発揮し、準決勝で山口合同をPK戦のすえ、決勝では岡山・四国合同を2−0で下し、優勝した。2部では、岡山・四国合同が優勝した。 大会の2日目には下関市サッカー協会公認の2級、3級の日本の審判員たち10人が試合運営にたずさった。初めて朝鮮学校のサッカー大会の笛を吹いた審判員たちは、「サッカーに対する在日の方々の熱心さ、関心の高さに驚いた。全体的にレベルも高い」と感想を述べながら、「大会に参加できて光栄だ」と語っていた。 一方、今大会は、地元のアボジ、オモニたち自らがかって出て大会実行委員会を発足させた。「未来に羽ばたく選手たちが1人でも多く育ってほしい」との願いから大会運営に至るまですべてをまかなった。 大会を無事終えたアボジ、オモニたちは、胸をなでおろしながら「悔し涙、嬉し涙を流す子どもらの姿を見てスポーツはすばらしいとあらためて感じた。グラウンドを力いっぱい駆け巡る姿を見て暗い話題しかない今日、逆に子どもらから元気をもらった」と口をそろえて語っていた。 ◆大会結果 【1部】@北九州A岡山・四国合同B山口合同 【下関初中】 [朝鮮新報 2004.3.12] |