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〈洪昌守選手V8祝勝会〉 応援あっての勝利強調

母校東京朝鮮第6初級学校の金校長のあいさつに照れ笑いの洪選手

 3月26日、東京都大田区のアロマスクエアで行われたWBC世界スーパーフライ級チャンピオン・洪昌守選手の8度目防衛を称える祝勝会。大田区出身の洪選手を地元の人々で支えていこうと、王座を奪取した00年8月から行われてきた。

 この日、チャンピオンベルトを手にした洪選手が担がれながら入場すると、集まった人々は手に持ったデジタルカメラやカメラ付き携帯電話で写真を撮りながら、大きな拍手を送った。洪選手の父母をはじめ家族も同席した。

 洪選手の直筆サインの色紙や特製グッズが当たる抽選会も催され、会場に集まった人たちは、洪選手と共に記念写真を撮ったり会話を楽しんだ。

 主催者側を代表してあいさつした西野義雄大田区長は、「今悩んでいるのは減量だと聞いているが、それが10キロもあるらしい。女性ならそのつらさがわかるでしょう」と、会場に集まった人々の笑いを誘う場面も。

 洪選手は、「今日まで勝ち残れたのは僕が強かったから!…ではなく、みなさんの応援があったから」と照れ笑い。ボクシングは一見、華やかに見えるが、みなさんが思っているように生易しいものじゃなく、毎日が崖っぷちだと話しながら、「感謝を忘れたら運が逃げていく。それを忘れずに、V9、10と記録を塗り替えていけるようにこれからもがんばっていきたい」と決意のほどを語った。

 洪選手の母校、東京朝鮮第6初級学校の金生華校長も最後にあいさつし、「これ以上の有名な在日はいないと思う。これからも子どもたちに夢と勇気を与えていく存在であってほしい。このような会を催してくれている議員や日本の方々にも感謝したい」と述べた。(c)

[朝鮮新報 2004.4.1]