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〈アテネ五輪女子サッカーアジア最終予選〉 朝鮮チーム日本入り

福岡、広島同胞ら熱烈に歓迎

 アテネ五輪女子サッカーアジア最終予選(18〜26日=広島ビッグアーチ、東京・国立競技場)に出場する朝鮮ナショナルチーム(団長=キム・ジョンマン朝鮮サッカー協会書記長)が15日午後、福岡空港に到着した。総聯中央の゙令鉉副議長、金尚一民族性固守委員会事務局長、鄭泰文総聯福岡県本部委員長、琴栄進在日本朝鮮人体育連合会理事長をはじめ活動家、同胞、九州中高生徒ら100余人が一行を大きな拍手で温かく出迎え、総聯中央常任委員会と福岡県本部常任委員会の花束を役員、選手たちに手渡した。

 その後、一行はJR博多駅から新幹線で試合が行なわれる広島に向かった。

福岡空港に到着後、記念撮影する朝鮮女子サッカー選手団

 広島駅では、姜二中委員長(県商工会会長)ら歓迎委員会メンバーと活動家、同胞、広島初中高の児童、生徒ら300余人が熱烈に出迎えた。一行はその足で広島初中高に向かい、同校運動場で簡単なトレーニングを行った。

 夕方6時から広島歓迎集会が同校多目的ホールで行われた。県下同胞たちの応援メッセージと名前が書き込まれた「決戦の道 アテネへ!」の横断幕が掲げられた会場に一行が姿を現すや、150余人の参加者たちは大きな拍手で迎えた。

 集会では、゙令鉉副議長が33人の役員、選手たちを一人一人紹介。姜二中委員長が「アジアと世界にその名を馳せている朝鮮女子サッカーチームの活躍は、在日同胞たちに大きな勇気を与えてきた」「これまで磨いてきた技術、技量を発揮して必ず優勝し五輪出場権を獲得してほしい」と歓迎のあいさつを行った。

 キム団長の答礼あいさつ、歓迎委員会からの記念品伝達の後、金鎮湖広島県本部委員長の乾杯の音頭で会食。広島初中高民族器楽部生徒、広島朝鮮歌舞団の小公演が行われ、選手たちも歌を披露するなど、参加者たちは和気あいあいとした一時を過ごした。

民族の名を轟かせて

 福岡空港で一行を出迎えた康英一朝青福岡・八幡支部副委員長は、「優勝して引き続きアジア最強の名声、民族の名を轟かせてほしい」。また、九州中高の李真亜さん(中1)は「アテネ出場を信じている」と力強く語った。

 広島では応援責任者を担当している徐直行朝青南支部委員長(非専従)が「会場にはパヂ・チョゴリ姿で駆け付け、他の朝青員たちとともに力いっぱい、声援を送りたい」。また、広島朝高サッカー部の韓在昇主将(3年)は「選手一人ひとりに貫禄があり、さすがはアジア最強だと思った。サッカー部全員で応援したい」と待ち切れない様子だった。

期待に必ず応える

 チーム状態は良い。在日同胞たちの歓迎が大きな力になっている。われわれは優勝するためにやってきた。中国、日本が強豪だという前評判だが、アテネに行くのはわれわれだ。同胞たちの期待に必ず応える。(キム・ジョンマン団長)

 同胞たちの歓迎を受けながら、良い試合をして優勝し、その期待に応えなければと思った。今大会を前にして約2カ月ほど強化合宿をした。その成果を大会で示したい。(ウォン・キョンハク監督)

 同胞たちの歓迎のなかに、勝利への期待が込められていることを強く感じた。優勝して同胞たちに力を与えたい。私たちはどこにいても同じ民族。同胞たちと心を一つにして優勝するために全力を尽くす。(リ・ジョンヒ主将)(本社取材団=金明c、盧琴順記者)

[朝鮮新報 2004.4.17]