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東京籠球団女子、11連覇への道のり

 初期はオフェンス能力、とくにシュート能力がなかった。

 また、身長もないため(1999年度のチーム平均身長は159.2センチ)インサイドで簡単に攻め込まれていた。

 これらを打開するには、ディフェンスをがんばるしかなかった。しかも、オールコートで展開することだ。

 オールコート2−2−1ゾーンプレスで相手をこちらのペースに引き込む。バックコートに入っても、ガードにプレッシャーをかけてインサイドへのパスを困難にさせる。インサイドへのパスが入ったらダブルチームで守る。

 これらをベースに走力、脚力、ディフェンス力を強化。そこから速攻の展開へと発展させていった。

 1on1のディフェンス強化にはとくに力を注いだ。

 そして、2on2でのスクリーンプレーからのディフェンス、ピック・アンド・ロールからのプレーでいかにフリーにさせないか。3on3からは、ローテーションからの守り方、カットプレーに対する守りも徹底させ、ボールサイドの守りの意識を作り上げた。

 徐々にオフェンス能力に長けた選手が入り、身長の高い選手も数人加わった。

 ベースとなるディフェンスでは、40分間休むことなく守り切り、最後まで粘るタフさが要求される。

 それに応え、選手たちもまじめに取り組んでいる。

[朝鮮新報 2004.6.10]