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新日プロの選手、多彩なパフォーマンス披露

 【平壌発=李相英記者】今回の大会には、新日本プロレス所属の5人の選手が参加し、総合格闘技のデモンストレーションを披露。詰めかけた多くの観客をわかせた。

 新日本プロレスの人気レスラー中邑真輔選手をはじめとする、長井満也、垣原賢人、成瀬昌由、柳澤龍志の各選手は、大会5日目に行われた総合公開演技の場に登場し、日本で絶大な人気を誇る総合格闘技を実演した。

 リングもなく、マットを敷いただけの即席ステージではあったが、選手らは約40分にわたり、ルールや技の説明、試合形式のデモンストレーションなどを行った。

 初めて見る総合格闘技に平壌市民も興味津々で、技がきれいに決まると客席からは大きな拍手がわき起こった。

 終了後には、アントニオ猪木氏も登場しあいさつ。開口一番、「元気ですかーっ!」と一言。1995年平壌で行われた「平和の祭典」でプロレス興行を行った当時の思い出を感慨深く語り、「世界の武道家、格闘家たちが集まり友好を深めるこの国際武道競技大会が、永遠に発展していくことを願います」と話した。最後は「1、2、3、ダーッ」と、おなじみのマイクパフォーマンスを朝鮮語で行い、締めくくった。

 新日本の選手らは公開演技後、客席の歓声に笑顔で応え、他国の選手との記念撮影にも気軽に応じていた。

 「朝鮮の人々に総合格闘技に興味を持ってもらうというのが参加の大きな目的だった」という中邑選手は、「会場の設備や客席の反応など、日本での試合とはだいぶ勝手が違ったが、観客も喜んでくれていたので、目的は十分果たせたし、意義のあるものだった。これからこういう機会がもっと増えて、武道や格闘技を通じてお互いをもっと理解し合うことができたらいいと思う」と語った。

[朝鮮新報 2004.9.27]