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〈第2回KYCカップOVER30サッカー〉 8チーム、180人参加

1、2、3位のチームにはメダルが贈られた。喜びの表情の選手たち

 「第2回KYCカップOVER30中央サッカー大会」(在日本朝鮮青年商工会同大会実行委員会主催、在日本朝鮮人蹴球協会後援)が10、11日の両日、長野県下高井郡木島平村で行われた。選手やその家族、関係者ら、全国各地から約180人が参加した。

 30代同胞サッカー愛好家たちの大会として、昨年から開催。今年は長野メアリ、千葉KYCサッカークラブ、茨城・宮城・福島連合チーム、西東京青商会サッカーチーム、大阪朝鮮第4初級学校アボジサッカー部、東京青商会FC、愛知青商会サッカーチーム、群馬・新潟連合チームの8チームが参加し、2日間にわたって熱戦を繰り広げた。

 決勝戦を戦ったのは、2組の予選リーグをそれぞれ1位で勝ち抜いた東京青商会FCと愛知青商会サッカーチーム。両チームとも互角の戦いを見せたが、1−0で東京青商会FCが制し、優勝カップを手にした。3位決定戦では群馬・新潟連合チームが宮城・茨城・福島連合チームを1−0で下した。

互角の試合が繰り広げられた

 初日の夜には宿泊先のホテルで宴会も行われ、参加者らが旧交を温め合ったり、サッカー談議を戦わせたりする姿が見られた。

 「サッカーの『ために』ではなく、サッカーを『通じて』人が集まる場を大切にしていきたい」と語ったのは、大阪朝鮮第4初級学校アボジサッカー部監督の李英好さんだ。

 サッカーを通じて朝鮮学校を支える活動に地道に取り組んできた同チームは、前回に続き一番の遠距離から駆けつけた。「朝鮮学校なしに同胞社会の未来はありえない」との呼びかけに、参加者たちからは温かい賛同の拍手が送られた。

 在日本朝鮮人西東京蹴球協会を設立し、西東京のサッカーを活性化させるため中心的な役割を果たしている西東京青商会など、各チームの地元での取り組みも紹介された。

 「サッカーを共通項とした30代若手同胞たちのコミュニケーションを広げる場として、今後は北海道から九州までもっと多くのチームが参加してくれれば」と、宋倫培実行委員長(中央青商会副会長)は話す。大会は30代青年同胞たちの定期的なサッカーイベントとして、今後も毎年開催される。(金雪滋記者)

[朝鮮新報 2004.10.14]