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〈第40回中央ゴルフ大会〉 崔廣榮選手(1部、兵庫Aの神戸朝高2年)、経験を糧に「来年は優勝めざす」

大人に混じり2日間健闘した崔廣榮さん

 昨年に続き今大会にも現役朝高生が参加した。1部競技兵庫Aチームの崔廣榮さんは神戸朝高に通う2年生。

 5人兄弟の長男である廣榮さんがゴルフを始めたきっかけは、「中級部1年生のころテレビで放映されるプロツアーの大会で華麗なパフォーマンスを見せるプロゴルファーに憧れ、自分もああいう選手になりたいと思った」ことだという。

 大会には昨年に続きアボジの崔英俊さん(46)と一緒に参戦。2日間88、89でラウンドしたが、残念ながらアボジを上回ることはできなかった。

 「息子に負けたら教えられなくなる」と話す英俊さん。廣榮さんは「アボジに負けたことが一番悔しい」と真顔でコメントした。

 しかし、大会を通じて得たものも大きかった。今年の全日本学生チャンピオンの権奇沢さん(南朝鮮の留学生)とラウンドし、飛距離を出す体のねばりと体全体の回転を習い、また自分の年の2倍も3倍も年長の選手とプレーし、マナーの面など多くのことを教わった。

 現在、廣榮さんは今年度の兵庫県ジュニアの部でランキング6位につけている。試合には「神戸朝高 崔廣榮」の文字が刺繍されたウェアを着用。今大会も愛用のウェアを着て臨んだ。

 「ゴルフとは自分との戦い。筋トレで体を作り、走りこみで体力をつけ来年の大会まで230ヤード(ドライバーの飛距離)を最低でも280ヤードまで伸ばしたい。優勝を目標にして練習に励みます」と力強く語る。

 昨年の大会から身長が7aも伸びたという廣榮さんが来年どんなプレーを見せてくれるか。彼の今後の活躍を期待したい。

[朝鮮新報 2004.11.4]