〈第40回中央ゴルフ大会〉 大会成功に寄与、東京都ゴルフ協会 |
40回の節目となる今大会成功の舞台裏には、大会を主管した在日本朝鮮人東京都ゴルフ協会役員たちの並々ならぬ努力があった。 意外にも40回の歴史ある大会で、東京が主管するのは今回が初めてだった。 姜英植会長(59)をはじめ役員たちは、今年2月から綿密に準備をすすめてきた。東京というアクセスを生かし、一人でも多くの全国のゴルフ愛好家たちに満足してもらえるようゴルフ場の選定から宿泊所、食事のメニューまでゴルフ場やホテルの関係者らと何度も協議しながら細心の注意を払った。 大会前日の雨の予報にもかかわらず、大会は2日間晴天に恵まれたが、じつは東京都協会の役員たちにとって一番の心配事は天候だったという。今年は例年になく多くの台風が上陸したが、都内のホテルからゴルフ場までの輸送面の要となるアクアライン(川崎―木更津間)の通行がネックになったからだ。強風などで同ラインが不通になった場合など、あらゆるトラブルを想定して準備にとりかかったという。しかし、その心配が杞憂に終わり関係者の顔からは笑みがこぼれていた。 姜英植会長は、「何よりも震災により新潟の同胞が参加できなかったことがとても残念で被災者の方々にお見舞いを申し上げたい。3年前から東京都協会も活発になってきた。今大会の成功を機に、協会のさらなる発展と多くの同胞たちに出会いと親ぼくを深める場を提供できる協会にしたい」と語った。 同協会の金斗崇理事長(49)も「節目の大会を主管することはとても栄誉なこと。無事に役目を終えとても満足している」と胸を張った。 また大会期間中、東京朝鮮歌舞団の団員たちが受付やアテストなど、大会の成功に尽力した。 [朝鮮新報 2004.11.4] |