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在日朝鮮人バスケットボール大会 大阪(男子)、東京(女子)が優勝

 第29回在日本朝鮮人バスケットボール選手権大会が11月13〜14日、東大阪アリーナで行われた。選手、関係者ら500人が参加。男子は大阪が、女子は東京が優勝した。

男子

男子の部、埼玉(白)vs愛知

 昨年度の大会決勝では逆転され、1点差で涙を飲んだ大阪。1点の重みを教訓にリベンジに燃えた1年だった。キャプテンでチームの司令塔だったポイントガードの選手が抜けた穴を埋めるべく、試行錯誤の練習が続いた。基礎練習を欠かさずに体力アップを図った。

 決勝の相手は、昨年と同じく東京。リベンジに燃える大阪は終始、攻撃的に試合を進めることができた。

 勝因は、リバウンドで圧倒した点と、控え選手の活躍だった。悔しい思いをバネに、精神面と技術面が向上したことも挙げられる。チャンピオンになっても、来年度に向け、チャレンジャーの気持ちでがんばってほしい。

 ▽金義大主将(大阪)のコメント 昨年の悔しさをバネに優勝できて心底うれしい。チャレンジャーの気持ちで、1年間を大事にしていきたい。

女子

 女子の決勝は、3年連続で東京対京都。過去2年間、圧勝してきた東京は、若い選手が次々と育ち、バランスのとれたチームに成長した。

 対する京都は、ベテラン勢が活躍。決勝戦では対東京用の戦術が奏効し、前半戦を終えて17点差をつけ試合を有利に運んだ。

女子の部、大阪(白)vs愛知

 しかし、後半戦に入り東京は、ディフェンスシステムを臨機応変に変化させながら京都のパスを寸断。主導権を完全に奪い、試合終了1分前に逆転した。

 残り時間20秒でボールを奪った京都だったが、得点には結びつかなかった。だが、今大会での京都の健闘は、勝利への執念の大切さをあらためて伝えた。

 3連覇の東京は、基礎技術がしっかりしていて、バスケットボールをよく理解した選手たちが、実力をいかんなく発揮したことが勝因と言える。

 他のチームは、今後も東京を目標に練習に取り組まなければならないようだ。

愛知、神奈川で協会結成へ

 来年は、3月に愛知県バスケットボール協会が、12月に神奈川県バスケットボール協会が結成される。さらに次回は、30回目の記念大会になる。

 各地方協会がすべての面で温度差なく、組織強化を図ってほしい。

 また、バスケを愛する情熱をバスケだけでなく、地域同胞社会の活性化にもつなげてほしい。【在日本朝鮮人バスケットボール協会】

▼大会結果

【男子の部】
 優勝:大阪、2位:東京、3位:京都

【女子の部】
 優勝:東京、2位:京都、3位:大阪オンマーズ

【優秀選手】
 男子:呉尚秀、金貴雄、金義大(以上大阪)、張幸一(東京)、゙賢次(京都)
 女子:李基江、康静愛(以上東京)、朴真愛、李順子(以上京都)、梁敬善(大阪)

[朝鮮新報 2004.12.2]