蹴球協会常任理12期14回会議を開催 新会長に文章弘氏、新理事長は李康弘氏 |
在日本朝鮮人蹴球協会常任理事会第12期第14回会議が3日に開催され、新会長に文章弘氏(前蹴球協会副会長)、新理事長に李康弘氏(前蹴球協会事務局長)が選出された。 私はまずサッカーを愛する者の一人として、今回当協会会長に選出されたことを大変光栄に思います。 当協会では、優秀な在日コリアンサッカー選手の育成を主な事業に掲げていますが、その最終目的はやはり在日コリアンから共和国代表選手、そして将来的には統一チームに代表選手を輩出することです。 また、在日コリアンに最も愛されているスポーツ、サッカーのさらなる普及促進に努め、あらゆる世代がサッカーを楽しめる環境を整えることです。 具体的には、全国各地の朝鮮学校と連携を図り、初級学校から朝鮮大学校まで一貫した指導システムを確立することであり、一人でも多くの代表レベルの選手を育成することです。また、サッカーの普及を促し、子どもから大人までボールを蹴る「場」を提供することで、スポーツ文化の形成、ひいては在日コリアンのコミュニティー形成に寄与できればと思っております。 そして、来年は何と言ってもわが共和国A代表が89年以来15年ぶりに来日し、「2006年ドイツW杯アジア地区最終予選」を戦います。当協会は来年2月9日に埼玉で行われる日本戦で、共和国代表が勝利を勝ち取るために、物心両面で最大限のサポートをすることを、同胞のみなさまに約束いたします。 W杯1次予選では、ウリハッキョ出身のJリーガー、安英学選手(アルビレックス新潟)、李漢宰選手(サンフレッチェ広島)が出場し、両選手ともにゴールを決めるという快挙を成し遂げました。来年の2月9日、その両選手が埼玉スタジアムのピッチを駆け巡る勇姿を、同胞のみなさんとともに、精一杯応援したいと思います。 また、「第2の安英学、李漢宰」を育成すべく、会長として全力を尽くす所存です。 在日コリアンサッカー界のいっそうの発展のために、今後とも同胞のみなさまのご支援、ご協力をたまわりますよう心からお願い申し上げます。 [朝鮮新報 2004.12.23] |