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設立10年過ぎた結婚相談所 今年の事業内容、マッチングで新たなシステム

 昨年設立10周年を迎えた同胞結婚相談所。同胞同士の「民族結婚」をあっせんする同胞のための同胞による結婚相談所だ。この10年間で本格的な結婚相談システムを確立してきた実績をもとに、同胞社会で「民族結婚」が潮流となるよう、事業を展開している。さる1月27日には各地の地方センター、県結婚相談所の責任者らが集まり、今年の事業計画について討議した。今年の結婚相談所の事業内容について見た。

広報活動

昨年10周年を記念して行われたウリ・トンポ・プライダルフェアではシネン(嫁入り)の再現などもあった

 「民族結婚」数を増やすためには、まず同胞結婚相談所の存在を知ってもらうことが大切。10年間を通して、またホームページなどを通じて多くの人々に浸透はしてきているが、より広範囲な人々に相談所の存在、事業内容などを知らせる必要がある。

 今年は「在日の結婚と実態」「同胞結婚相談所が歩んできた10年」の2冊の資料集を発刊する予定だ。2005年度版ブライダルガイドブックもすでに発行されている。

 また、近畿センターでは8月に、設立10周年に際した同胞ブライダルフェアを開催する。昨年、同胞結婚相談中央センターが京王プラザホテルで催したブライダルフェアのように、幅広い層の同胞に相談所の存在を知らせる機会になることはまちがいない。

お見合い

 結婚相談所の事業は「チョンシル・ホンシル」の会員に対するお見合い紹介が基本だ。

 今年からは新たなコンピューターマッチングシステムが導入される。「チョンシル・ホンシル」の会員はもちろん、会員希望者にもシステムの効果をしっかり説明し、会員たちが気持ちよくシステムを利用できるようにしていく。

出会いのパーティー

 もう一つの事業が、出逢いのパーティーをはじめとする各種イベントだ。

 最近、民団やいかなる組織にも属さない人たちがホームページを見て情報を収集し、出逢いのパーティーなどのイベントに参加申し込みをするケースが増えている。

 パーティーも従来の形に加え、コンパのような小規模の食事会を企画したり、再婚者や中高年を対象にしたパーティーを組むなど、多様化が求められており、各相談所では近年、さまざまな形でのイベントを企画している。

アフターケア−

 相談所では、結婚の決まったカップルへのアフターケアーも忘れない。

 式場の紹介をはじめ衣装や宝石、飲食物、旅行などの専門業者の紹介も行っている。

 婚礼自体もお手伝いしており、婚約式、ポンチェ(結納)などの便宜も図っている。

[朝鮮新報 2005.2.3]