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福岡県西方沖地震 福岡地域約50戸で家具転倒など 人的被害はなし

 20日午前10時53分頃に発生した福岡県の西方沖を震源とする地震により、福岡市、前原市、佐賀県みやき町で震度6弱、福岡県、佐賀県、長崎県の広い範囲で震度5強が観測された。

 総聯福岡県本部の21日までの掌握状況によると、同胞に人的被害はなかったが、物的被害が多数確認された。福岡では、総聯県本部事務所のロッカーなどが倒れ、福岡初級の講堂の天井一部と照明が落下した。同胞が多く住む高層アパートの5階以上で家具などが転倒した(被害同胞家屋数は約50戸)。5〜6戸の同胞の自宅などでは地面のひび割れや隆起現象が起きている。ガラスに亀裂が入った同胞商工人経営のパチンコ店もある。ガス管が破裂したパチンコ店は現在工事中だ。

 北九州、筑豊では多くの同胞宅で、家具が転倒するなどの被害があった。

 一方、佐賀県、長崎県などでは大きな被害は確認されていない。

[朝鮮新報 2005.3.24]