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「総連結成50周年在日同胞大祝典」 関東在住の2万5千余人でにぎわう

半世紀の歴史、業績と伝統誇示 団結力内外に示し同胞感謝の場に

大祝典のメイン舞台

 「総連結成50周年在日同胞大祝典」が5月29日、北区十条の東京朝鮮中高級学校と東京朝鮮文化会館で行われ、関東地方の各階層の同胞2万5000余人が、実行委員会委員長の徐萬述総連中央議長、同副委員長の許宗萬責任副議長、各実行委員らとともに参加した。

 装飾を施された中央舞台を中心に整然と並んだ客席とさまざまな民族料理を揃えた売店、美術作品を多数展示した文化会館内の展示場など、会場は祝典が始まる前から多くの同胞たちで賑わい、総連が歩んできた50年の歴史を受け継いでいく意思を込めた「民族性と同胞愛で団結したむつまじく豊かで力強い同胞社会を!」「助け合いで守ろう 私たちの生活 広げよう 私たちの権利!」など会場の至るところに掲げられたスローガンが祝典の雰囲気をさらに盛り上げた。

会場は関東在住の同胞2万5000余人でにぎわった

 「愛国歌」の吹奏、朝鮮国旗の掲揚で始まった開幕式では、徐萬述議長が開幕の辞を述べた。徐議長は、金正日総書記の指導と祖国があり、総連組織の団結した力があるから、在日同胞の未来は前途洋々としていると指摘。誇りを持ってわれわれの希望を世に謳歌しようと強調した。

 祝典では続いて、関東5県の学父母と学生1200人が参加した総合芸術公演「輝け わが総連」、老若男女の同胞が参加した「第1回ウリのど自慢競演」、民族の香りあふれる農楽競演、総連の半世紀の歴史を物語る写真展「総連の50年の歴史」と総連の活動をアピールするポスター展と書道展、朝鮮相撲、囲碁大会など多彩な行事が行われた。参加者らは、行事を見て回りながら出演者に温かい声援を送った。

 閉幕式ではのど自慢、農楽競演、朝鮮相撲、囲碁などそれぞれの優勝者とチームへの表彰に続き、大抽選会が行われた。

 祝典は最後に、金剛山歌劇団の団員らが歌う朝鮮民謡に合わせて、同胞たちがオッケチュムを踊りながら成功裏に幕を閉じた。同胞たちは、異国の困難な環境のなかでも組織のまわりに団結し組織を守り抜いた誇りと、今後も組織を強化発展させ新しい世代にも豊かで安定した同胞社会を譲るという思いを抱きながら、歌い踊った。

 「総連結成50周年在日同胞大祝典」は、総連が歩んできた半世紀の歴史と愛族愛国運動の業績と伝統を知らしめる場となった。また、総連とともに50年の道のりを歩んできた各階層の幅広い在日同胞たちへの感謝の意を表する場、総連の団結力を誇らしげに示す大祝典となった。   

[朝鮮新報 2005.6.2]