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南北コリアと日本のともだち展 「みんな私たちと同じ」

ワークショップ、東京第1初中も訪問

 北東アジアの平和を願う催しとして01年からスタートした朝鮮半島と日本、そして在日コリアンの子どもたちの絵画交流展「南北コリアと日本のともだち展」が、6月30日〜7月6日、東京・渋谷の東京都児童会館で開かれた。2日にはワークショップも行われ、南と在日、日本の子どもたちが集い親ぼくを深めた。一方、1日には、南の子どもたちが都内の日本学校、朝鮮学校を訪問した。

歌詞を見ながら一緒に「オタマジャクシとカエル」を歌う

 ともだち展はこれまで、東京、平壌、ソウルほか、日本国内では、京都、大阪、神戸、横浜、名古屋、新潟、さいたま、福岡、山口など各地で開かれた。

 今回のともだち展に展示された絵は全部で177枚(北−26、南−38、日本−50、朝鮮学校−47、東京韓国学校−16)、作品の共通テーマは「わたしの大切な時間」。学校、家庭、将来の夢など、子どもたちそれぞれの大切なものが描かれている。絵にはそれぞれメッセージが添えられていて、「みんなでドッジボールができる日が早くくるといいな」など出会いを願うメッセージも多く見られた。

 同実行委員の寺西澄子さんは、「今まで南、北、日本と区分して展示していたけれど、今回は自分の日常を絵にしたものなので描かれた内容で区分した。テーマごとに分けることで北、南、日本、在日の子どもの絵を隣合わせに置いて、いっそう親近感が伝わったと思う」と話す。

 ワークショップには、南から社団法人「南北オリニオッケドンム」の子どもたち10人が参加した。

 南の子どもたちは日本語で自己紹介し、「よろしくお願いします」とあいさつ。みんなの前で「オタマジャクシとカエル」を振り付きで歌った。会場の子どもたちも歌詞を見ながら一緒に合唱。

 そして朝鮮語と日本語の両方でカルタ、北南朝鮮と日本の地名当てクイズ、うちわ作りなどをして一緒に遊んだ。

ワークショップでは南、日本、在日の子どもたちが共に遊び交流を深めた

 洪裕花さん(東京朝鮮第1初中、6年)は、「うちわを作るのが一番楽しかった。南のともだちとは話せなかったけど、遊んでいる姿を見てみんな私たちと同じだなと思った」と語った。

 1日、東京第1初中を訪れた南の子どもたちは、同校の生徒たちが作ったメダルを首にかけてもらい、熱烈な歓迎を受けた。

 歓迎会では初級部高学年の生徒たちが歓迎の歌や踊りを披露し、南の子どもたちはお礼の歌を披露。生徒たちは、「急に歌ったはずなのに、すごく上手だった」。

 教室では5、6年生の生徒たちと一緒に朝鮮地図の上に一つひとつ丁寧に、きれいに色紙を張っていった。子どもたちは共に一つのものを作りあげる喜びを感じたようだった。

 「今はやってるスポーツ何?」「好きな歌手は?」「あなた私の友だちに似てる」…。生徒たちはウリマルしかわからない相手に少しとまどいながら、南から来た子どもたちは日本で言葉が通じるともだちと会えたことを喜びながら交流していた。

 別れる前にはみんなで手をつないで「われらの願い」を合唱。子どもたちはみな「楽しかった」「また会いたいね」などと口々に言い合い、別れを惜しんだ。

 今回、南の子どもたち10人が東京第1初中生徒6人の家庭に初めてホームステイした。ホストファミリーを募集したところ、学父母からの応募が殺到したという。

 南の子ども2人と一晩を一緒に過ごした金銀姫さん(5年)は、「最初はあまり話せなかったけどトランプをやって仲良くなった。今までは日本と南は(生活など)違うと思っていたけど、私たちと同じだってことがよくわかった」と感想を述べた。

 同校の林桂澔校長は「ともだち展の絵を通じてまだ見ぬともだちに会いたいと思う、会いたいから統一を願う、そういうものだと思う」と感想を語った。(安愛麗記者)

[朝鮮新報 2005.7.7]