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そこが知りたいQ&A−総連本部委員長、支部委員長 合同会議の目的は?

8カ月運動の総括と21全大会に向けた課題を討議

 総連本部委員長、支部委員長合同会議が5、6の両日、東京都千代田区の朝鮮会館で行われた。1月に続き行われた今回の合同会議では、何が討議されたのか。Q&Aで見た。

 Q 総連本部委員長、支部委員長合同会議の目的は何だったのか。

 A 今回の合同会議は、8カ月運動と総連結成50周年を祝う事業で達成された成果を総括し、第21回全体大会を、総連の全般事業を新しい世紀の要求に沿って正常軌道に乗せるための転換的な大会にするため、これから2年間の要求性と当面解決しなければならない問題と対策について討議する目的で行われた。

 Q 8カ月運動の成果についてはどのように指摘されたのか。

 A 8カ月運動を通して、総連の事業を新たな高い段階に引き上げる跳躍台を築くための、貴重な成果を達成したと指摘された。

 その内容としては、@専従活動家の思想意識と仕事のスタイルで大きな変化をもたらしたA2大中心柱(民族教育文化事業と同胞生活奉仕、福祉事業)をすべての組織にしっかりたてる貴重な土台を築いたB運動が支部を中心に展開され、支部が愛族愛国運動の総合的拠点としての役割を高めた−などが挙げられた。

 8カ月運動の目的は総連の半世紀の業績を誇示し、新しい世紀の総連と同胞社会の姿を作り出すことによって、総連結成50周年を誇らしく迎えようということだった。既報のように5月29日の同胞大祝典をはじめとして、全国各地でここ数年間で最大数の同胞たちが集まり祝ったことは特記すべき成果であった。

 Q 8カ月運動の成果に基づき21全大会に向けたこれからの課題について、どう指摘されたのか。

 A 当面の課題は、高揚した運動の勢いをさらに強め、本部と支部で未達成の問題を解決し、非専従、支持者を21全大会に向けた運動の主力として結集し、広範な同胞たちを組織の周りに網羅することだ。

 そして、総連の事業を新たな高い段階に引き上げる課題として@2大中心柱を引き続きしっかりつかみ、大衆の地盤を拡大A「新しい世紀、新しい環境が要求する思想と実力で武装しよう!」とのスローガンを掲げ専従活動家の水準を高めB新しい世代の専従活動家たちの水準と役割を高めるよう全力を尽くそうということだ。

 Q 会議では、23人が討論したが。

 A テーマ別に行われた討論では、報告の内容を現場で立証する具体的な成果が示された。

 総連結成50周年を同胞を挙げて祝った経験、2大中心柱を具体化した成果について討論が行われた。準正規教育である「土曜児童教室」を立ち上げるための苦労、同胞高齢者のための福祉事業に尽くす努力など、同胞と一体となって奮闘する専従活動家の討論は感動的だった。条件や環境が問題なのではなく、それを動かす人が大切だということを如実に物語っていた。

 また8カ月運動の成果を跳躍台に、21全大会に向けて新たな前進を遂げるために提起されている問題についての討議もなされた。

 Q 合同会議では、21全大会を新しい世紀の要求に沿って総連を正常軌道に乗せる歴史的な大会にしようと強調されたが。

 A 総連の正常軌道とは次のような内容が兼ね備えられなければならない。組織体系と事業体系を総連の現実と新しい世紀の要求に沿ったものにし、教育文化事業と同胞生活奉仕、福祉活動を中心に民族性と同胞愛で団結した和やかで豊かな力強い同胞社会を築くため本部と支部、分会の存在方式と活動方法を確立し、同胞との事業を日常的に、実りのあるものとして進めることだ。(康太成記者)

[朝鮮新報 2005.7.14]