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強制連行調査団西日本集会 近畿、愛知での活動を報告

 朝鮮人強制連行真相調査団が主催する調査報告集会「今、強制連行犠牲者の遺骨は(西日本)」が23日、兵庫県尼崎市の小田公民館で行われ、調査団日本人側全国連絡協議会の空野佳弘事務局長、朝鮮人側中央本部の洪祥進事務局長をはじめ大阪、京都、兵庫、奈良の調査団メンバー、研究家、活動家らと総聯兵庫県本部の李文伊委員長、民団愛知県本部の姜裕正事務局長がともに参加した。

 集会では、洪祥進事務局長が遺骨問題の経緯などについて基調報告を行い、金承鎬氏(兵庫県商工会会長)が日本軍の軍属として強制連行され、インドネシアで命を落とした父の法要と日本政府の不誠実な対応に関して証言した。また集会では、愛知、大阪、京都、奈良、兵庫での遺骨の実態と調査活動について報告された。名古屋市の無縁故同胞の遺骨が、無断で粉砕処理されたことに関して報告した姜裕正事務局長は、「無断で処理したことに怒りを覚える。身元調査と遺族探しに取り組み、供養してやりたい」と述べた。

[朝鮮新報 2005.7.28]