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宋神道さん報道記者会見 「戦争が一番いけないこと」 ドキュメンタリー映画の予告編も上映

 宮城県在住の日本軍「慰安婦」被害者、宋神道さんの報道記者会見が7月27日、外国人記者クラブで行われた。

 宋さんは1993年4月に日本国に対し謝罪請求裁判を提訴、2003年3月に敗訴が確定した後も日本社会に「二度と戦争をしてはならない」と訴え続けている。

 会見で宋さんは「何よりも戦争が一番いけないこと。そのためには心を直して同じ人間だから仲良くしなければ」と平和へのメッセージを伝えた。また「なぜ日本の政府が反省しないかがわからない。自分たちが悪いことをしたと謝罪することは何も難しいことじゃないんじゃないの」「一日でも早く気の毒だったと謝ってほしい」と真の反省と謝罪を訴えた。

 同席した「在日の慰安婦裁判を支える会」メンバーの梁澄子さんは、「(宋さんは)日本の政治家の発言や社会全体から反省を感じることができないことが問題だと感じているのだろう」と語った。

 また、支える会が南の安海龍監督の協力のもと企画、制作中の記録映画「Silent Crying(沈黙の叫び)」の予告編が上映された。同会では賛同とカンパを呼びかけている。

 郵便振替口座 00130−0−760722

 在日の慰安婦裁判を支える会(通信欄に映画制作カンパと明記)

 連絡先=TEL 03・3785・1181

[朝鮮新報 2005.7.30]