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「唐人揃い in 川越」 朝鮮通信使の仮装行列を再現 市民と参加者 心一つに

 朝鮮通信使の仮装行列を再現、復元した国際交流、多文化共生パレード、復活・朝鮮通信使「唐人揃い in 川越」が11月13日、川越市一番街(蔵造りの町並み)で行われた。パレードには、総連埼玉県本部西部支部と西部地域の民団同胞が合同で、また埼玉朝鮮初中級学校を含む16のグループ、団体が参加した。

 「唐人揃い」とは江戸時代、川越の人々が江戸で見てきた朝鮮通信使の行列を真似て行った仮装行列のこと。

 実行委員会埼玉コリア21の代表・江藤善章さんは「唐人揃い」がかつて川越で行われていたことを知り、「今、日本社会には朝鮮との関係悪化を望んでいる動きがある。両国の友好の証である唐人揃いを再現して、市民レベルのきずなを深め、心と心を通わせたい」との思いからこの催しを実現させた。

 6万人の見物人が見守る中、同市内の馨寺前から蓮雀町交差点までの道のりを、朝鮮の民族衣装に身を包んだ 総連と民団の同胞、埼玉初中の生徒たち、そして日本市民グループがチャンゴ、ケンガリのリズムに合わせて、パレードした。

人気を集めた埼玉初中生徒による舞踊

 舞踊部を中心に約40人が参加した埼玉初中生徒たちの農学隊は、沿道の人気を集めた。

 一方、総連、民団合同の農学隊のパレードがアナウンスで紹介されると、見物人らから盛大な拍手がわき起こった。そしてケンガリとチャンゴの音色にあわせて見よう見まねで、オッケチュムを踊る人もいた。

 江戸時代の仮装行列を再現したパレードは、朝鮮文化の香りがあふれる華やかなものとなり、当時の良好な朝・日関係をタイムスリップさせたかのような印象を強く与えた。

 李勝信 総連西部支部委員長は、「朝鮮通信使は、江戸時代の朝・日友好と平和の象徴。この地域に暮らす市民たちが力をあわせ、再現させたことの歴史的意味は大きい」と語った。

総連西部支部と民団の合同パレード

 女性同盟西部支部の鄭順女さんは「川越の街をチョゴリに身を包み、自然体で歩けて、とても感動した。いろんな人と触れ合い、パワーをもらって、すごく満足。最後に、参加者全員でアリランを歌ったことに言い尽くせない感動を覚えた」と語った。

 サムルノリに参加したNPOハンマウムの会の中俣正寛さんは「日本の文化は中国、朝鮮を抜きにしては考えられない。隣人と仲良くするのが平和への近道だ」と語った。

 農学隊の舞踊を担当した埼玉初中・李愛美さん(小5)は「大勢の市民の前で、朝鮮人と日本人が一緒に朝鮮民族の衣装を着て、パレードできてすごく楽しかった」と笑顔で語った。

 また、同校の金裕成さん(中3)は「市民レベルで朝・日交流を深めることの大切さを実感した」と語った。

 広告を見てパレードを見にきたという埼玉県ふじみ市在住の主婦中山さんは「和気あいあいの雰囲気が心地よく、世界が一つになった気がした」と語った。(盧琴順記者)

[朝鮮新報 2005.12.3]