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〈東京朝鮮第2初級学校土地問題裁判〉 第8回口頭弁論 区道廃止陳情 63年に江東区議会で採択

 東京朝鮮第2初級学校(東京都江東区)土地明け渡し裁判の第8回口頭弁論が25日、東京地裁で行われた。

 この日、弁護団側は、土地の払い下げ問題をめぐって、都と学校の間で交渉が続けられてきたとして、学校側は当然、協議により解決するものと考えられていた点を指摘した。

 とくに、「学校敷地内に区道があるのに、学校側が勝手に敷地に使った」としていることに対しては、学校側が1962年と63年に江東区議会に対し、区道を廃止するよう陳情していたことに触れた。区建設委員会も審査の結果、陳情を採択すべきものと議決。その後、区議会第2回定例会(63年6月25日〜7月2日)において可決し、採択された点について指摘した。そのうえで、陳情の採択は、区道として維持すべき理由がないとの判断に基づいているとした。

 次回弁論は10月20日に行われる。学校側弁護団は、民族教育権に公益性があることを、学者の意見書を踏まえ意見提出する予定。

[朝鮮新報 2005.8.30]