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大阪市立大推薦入試 大阪朝高生徒の出願書拒否 「高等学校に該当しない」

 大阪朝鮮高級学校3年の女子生徒が9月、大阪市立大学医学部看護学科の2006年度推薦入試に出願書を提出しようとした際、「朝鮮学校は高等学校に該当しない」と断られていたことがわかった。

 文部科学省は03年、民族学校の生徒たちにも一般、推薦に関係なく各大学が個別審査して門戸を開放するよう指示した。大阪市大はこの指示以前から、一般入試において朝鮮学校生徒らの受験を認めてきたが、推薦入試では除外していたことが、今回明らかになった。

 女子生徒の保護者は数度、大学側に説明を求めたが「来年度に検討する」と回答してきた。納得できない女子生徒は、出願締め切り日の7日に出願書を郵送。しかし、11日午後、不受理の通知とともに出願書が返送されてきた。通知には「医学部看護学科推薦入学にかかる出願資格は限定的なもので、あなたの出願は平成十八年度の出願資格に該当しない」と書かれていた。同大学は「推薦入試は07年度以降、受験できるように検討する」としている。

 大阪民族教育対策委員会では、「一般入試で受け入れ推薦入試で除外しているのはなぜか。大学側に説明を求めるとともに対策を検討し、世論を喚起していきたい」としている。

[朝鮮新報 2005.11.15]