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中、ロとも共同に地震、津波の研究活発

 朝鮮で地震による津波の被害を防止する活動が行われている。

 昨年末、強い地震とそれによる津波で、インド洋水域の10数カ国で莫大な人的および物質的被害を受けたことに関連し、3面が海に囲まれている朝鮮では、予測できない地震津波に対処するための科学研究活動を深めている。

 地震局では地下水の水位とラドン含有量、地磁気、地電気、地質構造調査などの観測手段と方法を通じて地震の微細な変化に対する予測活動を科学的に行っている。

 すでに作成された震度区画図に即して、建設において地震を考慮に入れる活動と予報体系を確立する活動も綿密に行っている。

 国家の措置によって、各道・市・郡に展開された地震観測所では予報警報システムの迅速性を保障する活動と共に勤労者が日常生活において動物の動きや井戸、泉、鉱泉水など自然現象で起こる異常変化を発見すれば適時に通報するよう解説宣伝活動も強化している。

 朝鮮中央通信社記者と会見した地震局のオ・ヨンギ室長は、歴史的に見ると朝鮮では地震と津波が少なからず記録されているとし、次のようにのべた。

 「三国史記」「高麗史」「李朝実録」によると、三国時代から朝鮮王朝末期まで地震が1800余回も記録された。

 とくに、朝鮮東海で701年から現在まで30余回の地震による津波が、1964年と1983年、1993年に中国の東部沿岸と日本の西部沿岸で津波が記録されたことから、この地域で地震による津波が頻繁に起こり得るということが予測できる。

 1980年1月に平安北道大館郡、1982年2月に黄海南道安岳郡ではマグニチュード5.6の地震が起きて一部の建物が倒壊した。

 今、朝鮮では地震津波の被害防止対策を強化すると共に中国、ロシアと情報交換と科学技術交流も活発に行っている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.2.4]