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労働新聞 領有権主張は軍事衝突の前奏曲と指摘

 労働新聞24日付は、「日本の領土膨張野望を粉砕すべきだ」と題する署名入りの論評で次のように指摘した。

 日本反動層の破廉恥な領土強奪策動はこんにち、極めて重大な段階に至っており、地域情勢を極度に悪化させている。

 日本が領土強奪の対象としている地域では、軍艦と戦闘機をはじめ武力が集結して対立する鋭敏な状況になっているなど、「武力衝突説」がいっそう現実のものとなっている。

 地域情勢を危険な局面に向かわせている日本反動層こそ、東北アジア地域の平和と安全を破壊するガンのような存在であり、禍の種である。日本軍国主義勢力の報復主義、侵略と領土膨張企図がこんにちのように露になった時はなかった。これは、懸念をつのらせる重大な事態だと言わざるを得ない。

 他国の領土に対する日本の「領有権」主張は、軍事衝突の前奏曲であり、紛争地域に武力を派遣するのは大陸侵略の序幕となる。

 現実は、周辺諸国が日本の領土膨張策動に警戒心を高め、共同対処することを求めている。

 米国に追従して領土膨張を追求し、周辺の情勢を悪化させている日本は6者会談に参加する資格がない。領土膨張を露骨に追求する日本を放置しておいては、朝鮮半島とアジア地域の平和と安全の保障はもとより、共同の発展を図り難い。

 アジア諸国は、共同歩調で日本の破廉恥な領土強奪策動と領土膨張野望を粉砕すべきである。日本の反動層は、領土膨張策動が破滅を早める結果しか招かないということを肝に銘じ、分別のある行動を取るべきである。

 民主朝鮮22日付は論評で、東北アジア地域に生じた現実的な危険を取り除き、朝鮮半島とアジアの平和と安全を守るためには、高度の対日警戒心を持って領土膨張策動をはじめ日本の無謀な再侵略策動を徹底的に粉砕しなければならないと強調した。

 また、先日、日本の島根県議会が「竹島(独島)の日」制定条例案を通過させたことに関連して、日本反動層の領土膨張行為と再侵略野望は、わが民族の自主権と尊厳に対する許し難い冒とく、愚ろうであると指摘した。

 一方、22日の朝鮮中央通信は論評で、日本が侵略的で反人倫的な過去史をわい曲し、独島「領有権」を主張するのは、朝鮮半島を海外膨張野望実現の第1の対象と選定し、再侵略の機会をうかがっていることをはっきり示していると指摘した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.3.29]