朝ロ議会代表団が会議 関係発展は共通の意志 |
最高人民会議代表団とロシア下院代表団間の会談が6日、万寿台議事堂で行われた。 会談では、両国間の友好、協力関係が各分野にわたって良好に発展しているのに合わせて両国議会間の関係をいっそう発展させるべきだという双方の共通の意志が表明され、これに関連する対策的な問題が協議された。 また、相互の関心事となる国際問題に対する見解を交換し、国際舞台における相互協力を強化することについて指摘した。 ロシア側は、朝米核問題に関連して、朝鮮が最近取った措置は当然であり、その他の方途がないということに理解を表明し、核問題の解決に関連する朝鮮側の立場に関心を表した。 これに対して朝鮮側は、米政府が朝鮮の制度を全面否定し、絶対に共存しないという政策を堅持しているとし、このような状況でわれわれは6者会談に参加することができなかったし、核兵器庫を引き続き強化していく決心を下すようになったと指摘した。 また、朝鮮半島の非核化を堅持し、対話と協議を通じて核問題を平和的に解決しようとする朝鮮の原則的立場には変化がないとし、朝鮮側は米国が信頼できる誠意を示して行動し、6者会談開催の条件と名分をもたらすなら、いつでも会談に臨むと強調した。 ロシア側は、ロ朝両国は厚い信頼関係を持っているとし、朝鮮側の立場に基づく核問題の解決のため努力すると指摘した。 会談には、朝鮮側から最高人民会議代議員で朝鮮ロシア親善議員団の洪瑞憲委員長を団長とする最高人民会議代表団メンバー、ロシア側から下院国際問題委員会のコサチェフ委員長を団長とする下院代表団メンバー、カルロフ大使が参加した。 ロシア下院代表団は7日、帰途についた。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.5.12] |