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6者会談10日目、金桂官次官が会見 「非核化はするが、平和的核活動の権利持つ」

 7月26日に北京で始まった第4回6者会談10日目を迎えた4日夜10時30分、朝鮮代表団団長の金桂官外務次官は宿舎となる朝鮮大使館に戻った際に記者会見を行った。

4日夜、北京の朝鮮大使館前で記者会見に応じる金桂官外務次官 [写真=聯合ニュース]

 金次官は、「われわれは非核化をしようということだが、平和的核活動の権利も持っている」として、こうした朝鮮側の立場については6者会談参加国すべての国が共感しているが、「あなた方(記者)がわかる唯一1カ国だけが反対している」と述べた。

 記者会見での金次官の発言は次のとおり。

 記者のみなさんごくろうさま。

 会談場からたった今戻ってきたところだ。一日中緊張した交渉と会談を行った。しかし、まだ共同文献作成と関連してこう着状態が続いている。

 基本は朝米間に政治的立場の差が存在することと関連している。われわれは非核化をしようということだが、平和的核活動の権利は持つということだ。世界のすべての国々が平和的核活動をしているのに、なぜわれわれだけができないのか。われわれが敗戦国でも、罪を犯したわけでもないのに、できないようにしている。

 6者会談参加国すべての国が、われわれの正当な立場に共感している。唯一あなた方がわかる1カ国だけが反対している。その国も最後には支持することになると信じる。

 もう一つの難関は、非核化に相応した措置を達成することにある。われわれが安心して非核化に入るためには、米国が敵視政策を撤回し、関係正常化を通じてわれわれが信頼感を持てるようにしなければならない。しかし、まだこの問題においても、われわれが願う結果がもたらされていない。

 会談は今後も引き続き行われる。朝鮮半島の非核化のための今回の会談が、実りある会談になるよう最善を尽くす。

[朝鮮新報 2005.8.6]