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朝鮮外務省代弁人が言明 6者会談、12日からの週に

 朝鮮外務省スポークスマンは8月29日、第4回6者会談の第2ラウンド再開問題と関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 周知のように、去る7月末〜8月初に行われた第4回6者会談の第1ラウンドでは第2ラウンドを8月29日から始まる週に再開することで合意し、休会期間、会談の再開に障害となる言動を取らないことについて了解した。

 しかし、米国は会談が休会に入るなり、われわれに反対する大規模戦争演習である「ウルチ・フォーカスレンズ05」と、今までずるずると引き延ばしてきた「北朝鮮人権問題担当特使」の任命を相次いで行った。

 こうすることで米国は、29日から始まる週に会談が再開できるすべての可能性をなくしてしまった。

 米国は、われわれの顔に唾を吐くような行為を働き、会談の相手をはなはだしく冒とくし、信義に背いた。

 自分に反対する戦争演習のほこりが立ち込めるなかで、われわれが米国と対座して会談を行うことは想像もできない。

 このような状況でわれわれは、ニューヨーク接触ルートを通じて米国側に、われわれに反対する戦争演習期間には6者会談に臨めず、戦争演習によって悪くなった雰囲気が改善されると見られる9月の中旬に会談を再開することが可能であるという考えを通知し、米国測もこれに理解を示した。

 こうしたことから、われわれは戦争演習のほこりが少しおさまったと見られる9月12日から始まる週に第4回6者会談の第2ラウンドを開催しようという立場だ。

 これは、現状況でわれわれが示すことのできる最大の雅量である。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.9.1]