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民主朝鮮 米、南合同軍事演習を非難

 民主朝鮮8月30日付は、米軍と南朝鮮軍による挑発的な「ウルチ・フォーカスレンズ05」合同軍事演習を非難する次のような論評を掲載した。

 この合同軍事演習には、南朝鮮占領米軍は言うまでもなく、米本土と海外の数多くの米軍増援武力と数十万の南朝鮮軍が動員されている。

 このぼう大な兵力が朝鮮を狙った戦争演習を猛烈に繰り広げているのである。その結果、朝鮮半島の情勢は極度に緊張しており、世界の平和愛好人民の大きな懸念をかもし出している。

 問題の重大さは、米国が朝鮮半島の核問題解決に向けた6者会談が休会に入っているのを好機に「ウルチ・フォーカスレンズ05」合同軍事演習を繰り広げたことである。これは朝鮮に対する露骨な武力恐喝として、絶対に許されない。

 対話と戦争演習は両立しない。会談の期間に、相手を刺激し、脅かすいっさいの軍事行動をしてはならないというのは初歩的な常識である。

 米国が6者会談の休会期間に挑発的な北侵戦争演習を繰り広げているのは何のためなのか。会談で達成できなかった自分らの不純な悪巧みを武力恐喝で実行しようということなのか。しかし、それは逆にわが軍隊と人民の怒りをかきたてている。会談場ではあらゆる甘言を並べ立て、会談場の外では刃物を手にして狂奔する米国の常とう手法は朝鮮には絶対に通じない。米国の武力恐喝策動は、彼らがいまだに相手が誰なのかをあまりにも知らないということを自ら露呈するだけである。

 世論も、表裏ある行動を取っている米国を信頼できないという非難の声を高めている。米国が今回の戦争演習について「定例訓練」だの、「指揮所訓練」だのと唱えながら自分らに向けられている内外世論の非難を免れようと煙幕を張っているが、そのような欺まん策はこんにちの明るい世界では通じない。

 米国が真に朝鮮半島の核問題を対話による平和的な方法で解決しようとするなら、われわれに対する武力恐喝策動を直ちに中止すべきである。

 米国は、いかなる武力恐喝によっても得られるものはないということをはっきり認識すべきである。南朝鮮軍当局が米国と結託して同じ血筋を引いた同族との対決に血道を上げるのは、民族の意思と悲願を踏みにじる許しがたい民族反逆行為である。

 南朝鮮当局は、自主を売って従属を買う親米「共助」に執着するのではなく、自主統一をめざす民族挙げての闘争に合流すべきだ。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.9.4]