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国連総会委で朝鮮代表 敵視政策撤回が急務

 朝鮮半島の非核化実現において急務は、朝鮮に対する米国の核脅威を終息させ、制度の転覆を狙った敵視政策が撤回されることである。米国は、朝鮮半島で冷戦の最後の遺物をなくすための実践的対策を取る勇断を下すべきである。

 朝鮮代表は7日、第60回国連総会第1委員会の会議で演説し、このように主張した。

 代表は、こんにち、核軍縮を実現して核軍備競争を防ぎ、世界の非核化を実現することは依然として焦びの問題になっていると述べ、実質的な軍縮を実現し、強固な平和を保障するためには現実を冷静に分析し、正確な方途を提起すべきであるとして、次のように強調した。

 朝米関係が正常化されて信頼が醸成され、われわれが米国の脅威を感じないようになれば、われわれにはたった一つの核兵器も不要になるであろう。

 われわれは、最近北京で行われた第4回6者会談でわれわれの一貫した最終目標である朝鮮半島の非核化を実現しようとする原則的かつ公明正大な立場と雅量を持って真しに問題の討議に臨み、すべての挑戦を克服して朝鮮半島の非核化に関する原則が大枠で合意するようにした。

 現段階において基本中の基本は、米国がわれわれに対する核脅威の除去とわれわれの平和的核活動の権利を実質的に認める証拠となる軽水炉を一日も早く提供することである。

 朝鮮半島の非核化は、われわれの確固たる最終目標であり、核問題を対話と協議を通じて平和的に解決しようとするわれわれの立場は一貫している。朝鮮半島の非核化は、われわれの核兵器計画の放棄によってのみ実現されるものではない。

 朝鮮は、今後も朝鮮半島から外部勢力の脅威を取り除き、恒久平和を保障するため可能なすべての努力を尽くすであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.10.18]