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祖平統代弁人 北侵戦争計画を白紙に

 祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは22日、米国と南朝鮮当局が2002年12月に行われた第34回南朝鮮、米国定例安保協議会で作成された「作戦計画5027−04」の基本内容が朝鮮を侵略することになっている事実が明らかにされたことと関連して次のような談話を発表した。

 「作戦計画5027−04」は、先端兵器で装備された武力を投入して「速戦即決の戦略」で朝鮮を先制攻撃する内容を盛り込んでいることから、それ以前の作戦計画よりも危険かつ侵略的な北侵シナリオだ。

 今回、南朝鮮の野党議員によって同文書が公開されたことで、米国が先制攻撃で朝鮮を転覆しようとしている事実が再度赤裸々になった。

 これは、われわれをして北侵の意思がなく、われわれの主権を尊重するという米国の公約の真実性について疑わざるをえなくしている。

 今年に入ってからも米国は、南朝鮮当局に北侵戦争シナリオである「概念計画5029」を「作戦計画」に発展させることを求め、さる6月には南朝鮮の国防部長官にこれに関する具体的な進行状況の点検を強いる手紙まで送った。

 もし、米国にわれわれを軍事的に攻撃する意思がなく、「北の主権を尊重」するなら、朝鮮を圧殺するための危険極まりない戦争シナリオをなくすべきだ。

 米国の北侵戦争シナリオが存在しているかぎり、朝鮮半島の非核化と平和保障はいつになっても実現されない。

 米国は、言行不一致を認め、「作戦計画5027−04」をはじめすべての北侵戦争計画を公式に白紙に戻さなければならない。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.10.28]