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〈論調〉 「靖国」参拝はアジア人民への冒とく

 さる10月17日、日本総理が「靖国神社」参拝を電撃強行した。これは、彼が日本総理に就任して以来、5回目の参拝である。翌日には101人の国会議員が群れをなして「靖国神社」に参拝した。

 これは、日本が罪多き過去史を総括し、新たな出発をすることを望む世界の民心に対する挑戦であり、日本における軍国主義復活に反対するアジア諸国の人民に対する冒とくとなる。

 とくに、日本政府を代表する総理なる者が人類の良心の声を無視し、かつてアジア征服戦争で悪名をはせたA級戦犯の位牌がある「靖国神社」にまたしても公然と参拝したのはきわめて由々しいことだ。

 日本の歴代執権者のうち唯一、彼だけが「靖国神社」に5回も参拝したのを見ると、彼の思想的見解と政治的立場、動向を推測して余りある。彼には、軍国主義的色彩と右傾保守的傾向が色濃く漂う。(労働新聞10月26日付論評)

[朝鮮新報 2005.11.6]