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第2回北南離散家族画像再会 550人が対面果たす

 【平壌発=姜イルク記者】第2回離散家族、親せき同士の画像による再会事業が11月24、25の両日に行われた。祖国解放60周年を迎えた8月に試験的に行われて以来、今回で2度目。北側の39家族(1家族は南側家族の事情で中止)210人、南側40家族340人が再会を果たした。

 「アボジ(父)、息子のあいさつをお受けください」

 北側に住む子どもたちがまず、南に住む父のチェ・ヨンスさん(95)に丁重にあいさつした。つづいて家族らは互いの安否を伝えあい肉親の情を分かち合った。

 平壌の高麗ホテルに設置された会場には息子であるチェ・ウンサン(61)、チェ・ヘサン(57)の両氏、妹のチェ・ヨンファさん(72)が並んだ。画面に映し出されたチェ・ヨンジュさんの横には2人の息子、妻など5人の顔が見えた。

 8月に行われた対面では申請者1人だけが画面上に登場した。

 今回は申請者側も、呼ばれた側もそれぞれ2〜5人ずつの家族を伴ってきた。40組だった対面家族数も2倍に増えた。

 また、互いの写真も事前に交換された。歳月の流れとともにお互いを知ることもできなくなった家族もいるが、こうして前もって通報しあうことで、よりスムーズに対面を果たすことができたと北側赤十字関係者は説明した。

 再会は午前8時から午後6時まで、4回にわたって2時間単位で10家族ずつ会う形式で行われた。

 今月8、9日にも3回目の再会事業が予定されている。

[朝鮮新報 2005.12.3]