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汎民連結成15周年 南側本部で記念大会 「わが民族同士」で3大共助実現

 1990年11月20日に北南、海外の統一運動家らによってベルリンで結成された祖国統一汎民族連合(汎民連)。今年で結成15周年を迎えたのを機に4日、ソウルの檀国大学内で記念大会が開かれた。大会では、15年の軌跡と、その年月とともに成長を遂げてきた統一運動の過程を振り返りつつ、今後の統一運動の前途を示した。大会には600余人が参加した。

 汎民連南側本部のリ・ギュジェ議長は大会の辞で、「祖国統一汎民族連合の過去15年間は統一の主人である『わが民族同士』が団合し団結するために努力してきた時間である」としながら、「米国の戦争威嚇、南の親米事大主義勢力の民族背信行脚に立ち向かい、民族大団結の旗を高く掲げてたたかってきた過去15年間の誇りを再び胸に刻み、ただ前進、前進しなければならない」と強調した。

 また、今の時期、「統一問題の主人である各界各層が社会の主人になるためにいっそう力強くたたかっており、すでにわが民族同士の旗のもとに歴史は前進しており、冷戦と分裂、隷属と支配の鎖は切れる一歩手前」だとの判断を示したうえで、「6.15共同委員会の強化を通じて各界各層すべての勢力が6.15共同宣言を中心に団結できるよう貢献しよう」と語った。

 「6.15共同宣言実践のための南北、海外共同行事準備委員会」南側委員会の白楽晴常任代表は「15年前、統一運動の一線に立つことは即ち命を賭けることであり、文益煥牧師をはじめとする統一の先覚者たちの勇気と犠牲のおかげでわれわれはここまで来ることができた」と述べ、「より広がった統一への大路で変わりない歩みを続ける汎民連に期待する」と祝辞を述べた。

 大会には汎民連在米本部のリュ・テヨン共同議長、オ・ヨンチル副議長、リ・ファヨン対外協力委員長らが海外本部を代表して参加した。彼らは「6.15共同宣言発表後、祖国統一運動が新たな高い段階へと発展している。そういった時期に合わせて汎民連は実効性ある統一運動を切り開かなければならない」と指摘した。

 15周年を迎えた汎民連は、▼「わが民族同士」の旗印のもと3大共助実現▼全民族的な自主統一運動拡大▼大衆化された統一運動を通じた質的跳躍▼民族経済、民族文化、民族教育など全般的な分野で統一祖国の状況と具現の方途模索−を今後の活動計画に掲げ、「第2の6.15時代」に歩調を合わせて再び跳躍することを誓い合った。

[朝鮮新報 2005.12.6]