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北南学生団体代表者会議 連名で糾弾声明 民族の歩みに冷水

国連司令部が2代表の参加不許可

 6.15北側委員会青年学生分科委員会の19人と6.15南側委員会青年学生本部の27人は16、17の両日、開城で6.15共同宣言実践のための第3回青年学生団体代表者会議を開き、来年も北南の青年学生が交流と連帯を拡大し、「反6.15勢力」に対するたたかいを強化していくことで合意した。

 また、名称を理由に国連司令部から会議参加を不許可にされた団体があったことから、国連司令部を糾弾する共同声明も発表した。

 16日に開かれた代表者会議では、南側のキム・イクソク青年学生本部常任代表と北側のリ・グヮンハク・金日成社会主義青年同盟書記が団長の資格で演説。2005年に行った共同行事に対する報告が行われた後、06年青年学生統一運動の方向に関する討論が行われた。

 参加者らは17日に善竹橋と高麗博物館を参観したあと、帰還した。

 北南の会議参加団体は連名で「祖国統一を妨げる国連司令部を強く糾弾する」と題した北南青年学生共同声明を発表し、次のように指摘した。

 今回の代表者会議は北南、海外共同行事機構だった「6.15共同宣言実践のための北南、海外共同行事準備委員会」を常設的な統一運動連帯組織である「6.15共同宣言実践民族共同委員会」に改めた後、初めて開かれた北南間の出会いの場である。今回の会議は北南青年学生団体間の理解と信頼を増進させ、交流と連帯をいっそう深める意義深い席であった。しかし、国連司令部が代表者会議に参加する南側代表団のうち2人の代表に対し団体の名称を問題にして訪北を不許可にしたことで、2人の代表が本会議に参加できなかった。

 国連司令部の今回の行為は6.15共同宣言以後、一度もなかった前例のない行為、和解と協力、平和と統一に進もうとするわが民族の歩みに冷水を浴びせる反統一的暴挙である。

 ことに南の政府が訪北を承認した事案に対して国連司令部が許可しなかったということは、わが民族の自主的判断を尊重せず、わが民族の団合を妨害し、わが民族の問題を意のままに指揮するとの意図としか解釈できない。また、「反米青年会」という団体の名称を問題視し訪北を不許可にしたことは、国連司令部を前面に出した米国のごう慢と独善が平和と統一の道のりでいかに大きな妨げとなるかを露にするものだ。

 民族の団合を促進し和解と協力、平和と統一を実現して繁栄した民族の未来を開拓するために汗と情熱を傾ける北と南の青年学生は、国連司令部の今回の行為を民族に対する不当な横暴と規定して強く糾弾する。また、今回の事態に対する国連司令部側の責任ある謝罪と再発防止を求める。

[朝鮮新報 2005.12.20]