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2005 本紙平壌支局が選んだ 7つのキーワードでふり返る 朝鮮の出来事

 本紙平壌支局が今年の朝鮮国内の出来事について7つのキーワードで振り返った。

「勝利者は大祝典」

 10月の平壌は祝祭雰囲気に包まれた。人々は「勝利者の大祝典」と呼んだ。

 朝鮮労働党創建(10月10日)60周年に際して、平壌では中央報告大会、閲兵式、夜会、たいまつ行進、大マスゲーム・芸術公演「アリラン」上演などが行われた。

 年初から朝鮮国内では10月の大祝典場を「労働的成果」で迎えようと奔走した。党創建を前に、白馬−鉄山水路をはじめ130余の対象物が新たに建設、改造、現代化された。労働新聞は10月14日付社説で「先軍の威力と一心団結の不敗性を誇示した」と総括した。

「主攻戦線は農業」

 田植えと刈入れの時期、人々の足は農場へと向かった。今年は全国民が農業に関心を持ち、一丸となって立ち上がった。

 今年の3紙共同社説は、経済建設の「主攻戦線は農業」だと指摘し、農事をうまく行うことに全力量を集中、動員するよう訴えた。これに沿って、国家的にすべての労力と資材が農事に注がれた。その結果、近年見られなかった高い収穫が見込まれている。

 10月からは食糧供給が正常化された。同時に総合市場で米、穀物を販売する姿が消えた。

「アリラン旋風」

 朝鮮では3年ぶりに再び「アリラン旋風」が吹き荒れた。

 「アリラン」は2002年、金日成主席生誕90周年にちなんで創作、上演された。今回は朝鮮労働党創建60周年、祖国解放60周年にちなんでリメイクされ、8月から10月まで70余回にわたって平壌のメーデー・スタジアムで上演された。

 金正日総書記は8月16日の開幕公演を観覧。その後も10月9日、29日と計3回も観覧した。

 公演は国内の人々だけでなく在日同胞をはじめとする海外同胞や外国人客、南の人々も観覧。その数は220万人。

「勧化、胡ハラボジ」

 10月29日、メーデー・スタジアムでは、公式親善訪問(10月28〜30日)した胡錦涛国家主席を歓迎する「アリラン」公演が行われた。フィナーレでは「親善場」が上演され、背景版には「胡ハラボジ(おじいさん)を歓迎します」の文字が現れた。胡総書記の訪朝は、中国の第4世代指導集団としては初めて。朝中首脳会談では親善協力関係をより発展させる問題を討議し、密接な高位級往来、交流協力拡大などで合意した。

 朝鮮からは朴奉珠総理、姜錫柱第1外務次官らが訪中。中国からも王家瑞対外連絡部長、呉儀副総理らが訪朝したほか、大安親善ガラス工場が10月に操業するなど、両国の友好親善がいっそう強化された年だった。

「第2の6.15」

 平壌とソウルで行われた6.15、8.15大祝典には北南当局代表団が民間代表らとともに参加した。分断史上初めてのことだ。昨年7月以来中断されていた当局間対話も6月に再開され、北南関係では「第2の6.15」と呼ばれる新たな局面が開かれた。

 金正日総書記は6月17日、6.15統一大祝典に参加するため訪北した鄭東泳・統一部長官と盧武鉉大統領特使の資格で会見した。

 体面を重んじて争ってきた過去と決別し新たな会談文化が創造された。経済協力では双方の資源、技術を結合させる新たな方式が投入され推進されている。

「2.10声明」と「9.19共同声明」

 朝鮮外務省は2月10日に声明を発表し、核兵器保有を宣言。6者会談を無期限中断し核兵器庫を増やす対策を取るとの立場を表明した。

 その6者会談が7月に再開。9月19日には共同声明が発表された。声明には朝鮮側の一貫した主張と立場が盛り込まれた。朝鮮半島の核問題解決のみならず、その根源である朝米対立の解消、会談参加国が東北アジアでの恒久的平和と安定のために共同で努力することが明記された。

サッカー男女総合V

 東アジア王者をかけ北南朝鮮と中国、日本でたたかわれた東アジアサッカー選手権大会(7月31日〜8月7日、南朝鮮)で朝鮮の男女チームが総合優勝した。

 一方、ケ・スンヒ選手が世界柔道選手権大会で3連覇。キム・グヮンオク、リュ・ミョンオク、チェ・ウンスン選手らが世界女子ボクシング選手権を獲得、防衛するなど、今年もスポーツ界では女子選手の活躍が目立った。(姜イルク記者)

[朝鮮新報 2005.12.24]