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蔡智香&鄭彩恵デュオ・リサイタル クラシック中心に幅広い曲目

 蔡智香&鄭彩恵デュオ・リサイタルが5日、ルネこだいらレセプションホールで行われ、130余人が観覧した。

 朝鮮大学校音楽科を卒業後、2年間国立音楽院に通った2人は、音楽の勉強は舞台の上で実践しなければならないとの恩師の言葉を受け、4年間のまとめとしてこのリサイタルを開いた。

曲を演奏する蔡智香さん(左)と鄭彩恵さん

 リサイタルではショパンやラヴェル、シューマンといったクラシックを中心にアリランなど朝鮮のピアノ曲、ピアノ連弾でのパッヘルベルのカノン、ヴァイオリン・チェロとのピアノ・トリオなど幅広い曲が演奏された。

 国立音楽院ではリトミックを専攻した鄭さんは4月から東京のリトミック教室の講師になるという。将来朝鮮の幼稚園でもリトミックを使った教育を行ってみたいという。

 蔡さんは、音楽教室の講師を務めながら演奏家としても活動を続ける。「いろんなジャンルの音楽にチャレンジしたい。音楽に触れたことがない人でも楽しめる、そんな音楽会を開きたい」と語った。

 2人は「こんなにお客さんが来てくれるのは同級生や同胞がいろんな人に広めてくれたから。リサイタルをきっかけに同胞社会のネットワークの大切さを実感した」と話す。

 彼女らにリサイタルの開催を勧めた朝大音楽科の盧相鉉教授は、「卒業後の2年間の努力を今日見ることができた。2人ともこれから音楽で同胞社会に貢献してほしい」と語った。(麗)

[朝鮮新報 2005.2.19]