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まずは知ることから

山口県立大学 中田聖大さん

 一昨年、開戦直前のバクダットで2週間、「人間の盾」として過ごしてきた。米、英軍のイラク攻撃を止めることは出来なかったが、そこには「攻撃間近でも普段と変わらぬ生活を送っている人々」がいた。

 「在日」に対して関心を持つようになったのは、02年の朝・日首脳会談がきっかけだった。その後、「どんどんおかしくなって行く日本の空気」に違和感を覚えた。サークルの仲間たちと「日朝関係と在日問題」について学習した。

 昨年は約1カ月半、大学受験資格問題を含め朝鮮学校の処遇改善を求める署名運動にも参加。

 「国籍が違うからと教育の権利が得られないのはおかしい。歴史的にも、彼らの生活と権利を保障するのは当然」と考える。

 「国と個人はイコールではない。自分にできる範囲で、まずは知るきっかけを作っていきたい」。

[朝鮮新報 2005.2.23]