料理研究家 金徳子さんの著書「グルマン世界料理本大賞」佳作に |
「料理本のアカデミー賞」といわれる「グルマン世界料理本大賞」の04年世界のベスト創作料理部門・佳作に、在日朝鮮人料理研究家の金徳子さん(61)の著書、「韓国料理の新しい魅力」(旭屋出版)が選ばれた。 同賞は、1995年にフランス人のエドアー・コアントロー氏が、優れた料理本を世界規模で表彰するために創設。毎回、その年に発行された40言語を超える料理本が、世界60カ国以上からエントリーされている。今回は、料理本に67カ国から5000冊を超える応募があった。34部門のうち、世界の創作料理部門のベスト料理本の候補作にノミネートされていた金さんの本は、「伝統的な朝鮮料理にセレブレティーな要素を取り入れた」として定評があった。 10周年を迎えた今年は、2月11日にスウェーデンで授賞式が行われた。金さんは、「世界のシェフたちを相手にするグルマンの世界料理本大賞に選ばれてうれしい。旭屋出版にも大変感謝している。朝鮮料理の新しい魅力を、世界に向けて広げていきたい」と述べた。 [朝鮮新報 2005.2.26] |