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広島朝高吹奏楽部 定期演奏会 「音楽へのひたむきさ感じた」

 広島朝鮮初中高級学校吹奏楽部による第26回定期演奏会が1月28日、広島市東区民文化センター大ホールで行われ、広島朝高生、同胞、日本学校の教員ら600人が観覧した。

 今年度は、部員も全校生の3分の1にあたる47人に増え、これまでにない迫力と内容ある舞台となった。

 演奏会は県内でも幅広く知られており、日本人や日本人生徒、広島県吹奏楽連盟の役員たちも観覧した。

 第1部では朝鮮の名曲と吹奏楽オリジナル作品を演奏。第2部では曲当てクイズ、ボディーパーカッション、指揮者コーナーなど、出演者だけでなく、観客たちも舞台に上がり、ともに楽しい時間を過ごした。

 アンコールでは、リムジン江の合唱、エル・クン・バンチェロが披露された。

 広島市在住の金京順さんは「言葉にできないほど感動し涙が出た」と感想を述べた。

 県内の日本人高校生は「高校から始めたのにうまいので驚いた。お楽しみステージでは、生徒たちが踊ったり歌ったりしてとてもおもしろく見せてもらった」と話した。

 また、ある日本人音楽講師は、「音楽に対するひたむきさの中にも明るさとユーモアがあり、会場との一体感にはあたたかさを感じた」とエールを送った。【広島初中高】

[朝鮮新報 2005.2.26]