朝鮮語の詩、書き続ける |
福岡初級教員 石東星さん 一昨年、母校の福岡朝鮮初級学校に赴任してから2年間、日記をつけるように朝鮮語の詩を書き続けている。「大学生のとき、『はがき1枚の文学会』をやっていて」。「はがき1枚の文学会」は、朝大文学部を中心に、ポストカードに思いの丈を自由に綴り、それらをコピーして、学生たちが気に入ったものは持って行けるように置いたものという。「はがき1枚という気軽さが好まれた。中にはコレクターもいたほどでした」。 「ピョルナミの日記帳」は、教員生活をしながら書き溜めたもの。授業中のおもしろエピソードや、新任教師の悩み、納涼会に集った同胞たちの笑い声が来年も響くようにとの願いなどがつまっている。 詩作はすべて朝鮮語。「内面を表現するのに朝鮮語の響きがぴったりくる」とか。「生徒たちの中からも朝鮮語を愛する文学少年、少女たちが育つことを願っています」。 [朝鮮新報 2005.3.1] |