「もっと本に親しむ環境を」 |
京都第3オモニ会図書部長 白美愛さん 先日、大阪府・能勢町立歌垣小学校で行われた京都第3オモニ会上演の人形劇「ケチンボおやじとトッケビ」の立役者。人形、小道具、背景、舞台にいたるまでほとんど1人で作り上げた。人形劇は、歌垣小のほか、京都第3、第1、京都市・鷹峰小学校でも上演された。 子どもが通う京都第3オモニ会の図書部長で、同校の図書室作りにも熱心に取り組んだ(蔵書4000冊)。「最初は家庭で読み終えた本を少しずつ持ち寄って、子どもたちが自然に本に親しめるよう環境を整えた。その後は毎年、図書館などから廃棄処分の対象となった古本などを譲り受ける手続きを取るなどして、本を集めるよう努力した」。 書架もなく、木材を持ち寄って、手作りの本だなを壁1面に配置した。本は、生物、算数、科学、自然、日本語、運動、歴史、童話、伝記など、分野別に細かく分けられており、丁寧にブックカバーがつけられている。仕事の合間を縫っての作業。「午前中に学校に来て、下校時間に子どもと一緒に学校を出たこともある」。 図書室を設けるのと同時に、生徒たちが使用するトイレの美化にも協力した。「学校が古いので、子どもたちが少しでも明るく楽しい学校生活を送れるように」と、トイレの壁には、蝶や船など男女別にカラフルな模様が描かれた。 本紙「健康・家庭」欄に連載中の「アリラン動物園へようこそ」のイラストも描いている。「人形劇は、機会があれば他校でも上演したい。オモニ会同士の連携も大切」と話した。 [朝鮮新報 2005.3.2] |