〈3月−保健だより−〉 「3月3日は耳の日です」 |
これは「耳マーク」と呼ばれているものです。 「聞こえない」「聞こえにくい」という障害を持った人たちは、日常生活で大きな不便を感じています。でも、耳の不自由さは目で見えないために、まわりの人たちには分かりません。 人に見えない障害なので、いろんな窓口や病院で順番を飛ばされたり、また聞こえないことで危険にさらされることもあります。 そこで考えられたのがこのマーク。 「耳マーク」は、さまざまな場で苦い思いを経験した難聴者のアイデアで生まれました。目には見えない障害がすぐわかるように考えられているのです。 耳は音を聞くことの他に、体のバランスをとる機能に関係するとても重要な器官です。 @ 音を聞くA 音の方向を知るB 体のバランスをとるという大切な役割もあるので す。まっすぐ走ったり、片足でも立てたりするのも、耳の働 きのおかげなのです。 ●外耳道炎● 外耳道に炎症や湿疹ができてジクジクしたり、痛かったりします。 水泳や耳そうじが原因になる事もあります。 髪の毛を洗う時などもなるべく耳に水が入らないよう注意しましょう。 ●耳垢栓塞● 耳あかがたまり耳をひさいだ状態です。そのために耳の聞こえが悪くなったりします。 耳そうじのしすぎが原因になる事があります。 治療中の耳そうじは入り口を軽くふく程度にしておきましょう。 ●中耳炎● 細菌などで中耳に分泌物がたまった状態になります。 発熱、耳痛などがします。かぜの時になるやすいようです。 (広島朝鮮初中高級学校 保健室講師 徐千夏) [朝鮮新報 2005.3.11] |