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「41歳、一橋大大学院に合格」

群馬西毛支部 朴浩烈さん

 難関と言われる通訳案内業国家試験に合格したのが4年前。そして今春、一橋大学大学院(言語社会研究科)に見事合格した。

 41歳2児の父、現役の総聯活動家(群馬西毛支部)の快挙。前橋市で開設した群馬県朝鮮語講座(日本の社会人15人受講)も2年目に入った。

 昨今若い同胞達が実力で日本社会にアピールし活躍する姿に「時代は動いている。私たち中年アジョシもがんばらなくては」と奮い立った。

 専任活動をしながら家族を養う立場での大学院通いは、経済的にも物理的にも厳しい。周りの人達の期待と応援が「力」の源。

 「活動現場に身を置きながら日本の大学院で研究をする。決して簡単にはいかないでしょう。でもこんなチャンスはめったにない。同胞社会発展のため、時代にマッチした新しい在日運動、同胞奉仕へのアプローチを模索したいのです」

 就学前の2人の子どもがいる。「これからの不確実な日本社会を生きていく子どもたちのために、一つでもたくさんの道を作ってあげたい」。

 日々、セセデの結婚や諸問題解決のために駆け回る朴さんの快挙に同胞たちも熱い声援を惜しまない。

 (財)群馬県国際交流協会会員の肩書きも持つ。

 「日本社会、地域社会と在日同胞社会のパイプをもっと太くして、いずれ群馬そして全国の同胞子弟たちが国籍差別や民族的偏見に希望を絶たれることなく、夢を実現できるようになれればいいですね」

 朴さんのチャレンジ精神は止まる事を知らない。

[朝鮮新報 2005.3.29]