ピョンファ杯、陰で支える |
広島青少年センター所長 小田寧之さん 「ピョンファ杯には第1回目から協力してきた」と語るのは、広島県安芸郡の広島青少年文化センター所長。朝鮮学校初級部のサッカー大会やその他スポーツ大会などの宿舎・グラウンドの提供を行ってきた。朝鮮学校とは10年以上前からつきあっている。これまで大阪、京都、兵庫、九州などの朝鮮学校生徒たちが宿泊した。経済的に厳しい状況に置かれている朝鮮学校への配慮は深い。人前には出ず、宿舎の提供という形で陰ながら朝鮮学校関連の大会などを支えてきた。 政治的な理由から朝鮮学校に対する風当たりはきつい。しかし、「どんな状況にあっても、助け合うことが大切」と考える。施設の中で朝鮮学校と日本の学校の生徒たちが一緒になることもある。「子どもは皆、素直。規律も良く守り、あいさつも良くする。国の枠を越えて、人と人とが相互理解を深める関係を大事にしたい」。 [朝鮮新報 2005.4.6] |