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〈4月−保健だより−〉 「健康診断が始まります」

 新学期になって、まず最初に始まる健康診断。「どうして毎年あるの?」「めんどうだな」と思うことがあるかもしれませんね。

 いつも同じ時期に行うのは、自分なりの発育のようすが正しくわかるから。毎年まちまちな時期にあるのでは、結果がよくわからなくなります。それに病気は、カゼや下痢のように自分で「あ!大変」とわかるものばかりではありません。ふだん気づかない病気が見つかれば、早くお医者さんにかかれます。みなさんの心とからだがいつも元気でいられるように、健康診断があるのです。

 自分の体って、身近だけれど不思議で、大切なものだと思いませんか?

 「体ってすごい!」とか「どうしたらもっと健康になれるかな」と考えながら受けると、今年の健康診断はきっとひとあじちがう≠烽フになるはずですよ。

身体計測−バランスよく成長しているか

 身長、体重、座高は○才だったら○センチ、○キログラムでないといけない、とは決まっていません。だから、友だちと比べて、背が高い、低いとか、体重が重い、軽いと気にする必要はないし、からかう人は、間違ってます。

内科検診−気づかなかった病気を発見

●聴診器を使って:心ぞうの音や呼吸するときの音をチェ ック
●背中をさわって:背骨やろっ骨の形や大きさをチェック
●まぶたを裏返して:色を見て貧血ではないかをチェック

歯科検診−歯と歯ぐきの健康は一生の宝

●歯に歯垢がついてないか
●むし歯はないか
●歯ぐきははれていないか
●歯ならびや噛み合わせに異常がないか

視力測定−「あなたの目に一番いい」のは?

 「あなたの目に一番いい」のは、どうすること? 視力がさがったままだと、目がつかれて勉強に集中できなかったり、あぶないものが見えなくてヒヤリとするかもしれません。逆に目が悪くならないようにメガネをする場合もあります。

聴力検査−右も左も聞こえているかな

 右からも、左からも、きちんと聞こえているかな。音は、空気のふるえによってできた「音波」という波です。人間には、20ヘルツ〜2万ヘルツくらいの音波を音として感じています。ちなみに犬は5万ヘルツまでの音を聞き分けられるそうです!!おどろきですね。

尿検査−おしっこには病気のサイン

 じんぞうや、しんぞうから尿道にかけての通り道に異常があると、おしっこの中にたんぱく、糖、血液がまじったり、おしっこの量やにごり、においの変化などで病気が見つかることがあります。

寄生虫卵検査−寄生虫「いるか」「いないか」

 タマゴをチェック!でわかる、寄生虫が「いるか」「いないか」。ぎょう虫などがみなさんのおなかの中にすみついていないかを調べます。ぎょう虫がいると「おしりがかゆい」「あきっぽい」「お腹が痛い」「おしっこがちかくなる」「よくねむれない」「食がなくなる」と困った事になります。

(広島朝鮮初中高級学校 保健室講師 徐千夏)

[朝鮮新報 2005.4.8]