ジャズと朝鮮舞踊をミックス |
Charge代表 藤林美沙さん 芝居はもちろん、歌、タップ、朝鮮舞踊、ジャズダンスなどあらゆるジャンルをミックスしたノンストップエンターテイメントショーを披露するパフォーマンス・ユニット「Charge」。 代表の藤林さん(27)は、構成・演出・振付・出演までをすべて手がける。 現在、女性アーティスト6人で構成される「Charge」には、2人の在日朝鮮人舞踊家が含まれている。「国境を越えて、誰もが見て楽しめるものを創りたい」。そんな思いから、作品には朝鮮舞踊も盛り込まれるようになった。 「Chargeが追求するのはエンターテイメント。朝鮮舞踊の優雅でドラマティックな動きは、これまでと違うテイストで、作品の中に組み込むと面白いと思った。伝統を守ろうとする立場の人たちから見ると、それは邪道と取る人がいるかもしれないけど、あらゆる芸術のいろんな可能性を試してみたい」 来月上演の新作「TheYU−GI」は、生意気な園児の一言にキレた保育士たちが、「本気のお遊戯会」を見せるべく立ち上がるというもの。作品には、保育士たちそれぞれの過去や現在の生き方に悩む姿も浮かび上がる。 洋楽を日本の伝統楽器を使い、朝鮮舞踊で表現する、というのも見せ場のひとつ。上演は5月7、8日。東京・築地のブディストホールで。 「日本人も朝鮮人も踊る姿に違いはないし、動いてかく汗は皆同じ。朝鮮舞踊を通じてその人を見てほしいし、踊りが好きな仲間たちを見てほしい」 [朝鮮新報 2005.4.20] |