在日の食文化にも関心 |
プロデューサー ユン・ドンヒョクさん 「滋賀県立大学で食の文化人類学の研究をしている鄭大聲教授にお会いしたのは数年前。日本の植民地支配により、異国での生活を余儀なくされた在日同胞たちが作り上げた焼肉文化の話を聞いて感銘を受けた」 済州島で生まれ、灯台守の父に従って、鬱陵島、江陵、光州、松亭里、仁川などを転々としながら、小学校を5回も転校した。 「天孤駅馬。大空の下に独り、死ぬまでさすらわなければならない星回りを受け、一カ所に腰を据えて暮すことができない」という。 新聞記者生活を経て83年から放送局に移る。91年、SBS創設メンバーの一員として尽力した。地上波放送としては初の障害者番組の演出を引き受けた。「きのこ、その千の顔」で「韓国放送大賞」最優秀作品賞を受賞。その他、大きな賞を何度も受賞した。 現在は、受難に満ちた20世紀の「ウリ食文化」にスポットを当て、国内外で多角的な取材を行っている。 [朝鮮新報 2005.6.1] |